MPC2000 Reference Manual [JAPANESE] [ENGLISH]
【関数】   【AD_DA】
【使い方】
AD

A=AD(0)
IF AD(1,7)>500 THEN
PRX AD(-1)
【書   式】 【機   能】
AD(ch)
AD(fnc,ch)

MPC-AD12のデータ取得
【解   説】
MPC-1000/MPC-N816/MPC-1200のAD機能は、AD(20)〜を使用します。これについては、
単純な読み取り変換機能だけで、MPC-AD12のようなマクロ機能はありません。

以下は、MPC-AD12に対する説明です。

【1msecサンプリング】
関数AD(ch)はADコンバータの変換値を返します。ch番号は、0〜7です。
このデータは、1msecごとに更新されています。
MPC-AD12をさらに一枚追加した場合は、ch番号として8〜15を指定します。
返される値は、AD7890-4(標準出荷状態)搭載です
AD7890-4 0〜4095 1mV/1digit
AD7890-10搭載の場合は、-2048〜2047 4.883mV/digit
です。
●平均値を得る方法
AD(1,ch) 平均値を返します。平均をとるデータ数の指定はSET_ADコマンドで指定します。
(デフォルトは8個ごとの平均値)


●エラー対処の方法
 稀にデータの受け渡しでチェックサムが発生する場合がありランタイムエラーとなります
稀なケースの回避では、AD_DA_ERR変数を1にセットしておくとランタイムエラーは発生せずAD_DA_ERRがインクリメントされます この変数を監視しながらプログラムで適切にリトライ処理をします
平均値出力ではデフォルトでも8msec以上データが更新されずデータの正規化がおくれる場合があります


●エラー出力
ADボードからMPCへのデータ引き渡しにはチェックサムが付加されておりチェックサムが整合しないと
"AD データエラー"となります(MPC-3200 2.01_65 2024/05/16以後 それ以前はAD存在しないエラーと同じ表示)
チェックサム確認では10回以上のリトライ(内部swap含む)でエラーとなります

【自動連続データ取得】
MPC-AD12は1msecごとにデータを取得しており、832連続してその値を取得、参照できます。

AD(2,ch) スタート連続データ取得 1msecサンプリング
AD(4,ch) スタート連続データ取得 2msecサンプリング
AD(3,ch) 取得完了待ち

データの取り出しは、AD_D(0,n) n:0〜831

【8CH 自動連続データ取得】
chを8に指定すると全ch同時サンプリングします。この場合レートは1msec固定。
各ch 104個のデータを取得します。(0.1秒)
AD(2,8) スタート連続データ取得 1msecサンプリング
AD(3,0) 取得完了待ち

データの取り出しは、AD_D(ch,n) ch:0〜7 n:0〜103

【その他の機能】
ADボードのバージョンの確認は
prx AD(-1)を実行します
ファームウェアの生成デートを表示します




'1msec SAMPLING 
SYCSCLK=0
FOR i=0 TO 1440 STEP 2
WAIT i==SYSCLK
X(i+1000)=AD(0)
NEXT

'Bulk Sampling
SYSCLK=0
dmy=AD(2,ch)
PRINT AD(3,ch) SYSCLK "1msec"
PRINT "dump"
FOR i=0 TO 800 STEP 50
PRINT i AD_D(0,i)
NEXT

'8CH Bulk sampling
dmy=AD(2,8)
PRINT AD(3,0) SYSCLK
FOR i=0 TO 100 STEP 10
PRINT i AD_D(0,i) AD_D(1,i) AD_D(2,i) AD_D(3,i)
NEXT
  [LASTMODIFY]2024-05-16 14:12:52 [CREATEDATE]2008-12-15 17:18:45
MPC2000 Reference Manual -R5.11-   (C)2007 ACCEL Corp. all right reserved.