タスクをMEWNET(Panasonic電工FPシリーズコンピュータリンク)通信にわりあてて、MBK()配列とタッチパネルをデータ共有させます。 (WD,WC,RD,RCプロトコルによる共有) どのタスクが割り当てらるかは、以下の規則に従って通信チャンネル番号で決定されます。
割り当てタスク = 32 - ch番号
このため、最初のユーザチャンネルCH1をMEWNETとして使用すると、タスク31を通信タスクとして占有します。 MRS-MCOMの最初のCH番号は3です。この場合は、32 - 3 = 29 が、通信タスクに割り当てられます。
ボーレートは9600,19200,38400のうちから選択できます。 第2引数はRSのチャンネル番号で1〜5を指定できます。(MPC-1000,N816は1,2のみ) 第3引数は、通信フォーマット設定です。通常は省略し、8ビットパリティ無し通信としますが、パリティやビット数の必要な場合に追加します。
B7O: 7bit奇数パリティ B7E: 7bit偶数パリティ B8O: 8bit奇数パリティ B8E: 8bit偶数パリティ
なお、MEWNETコマンドは、通信プロトコルの初期化を含みますので、CNFG#コマンドとは併用しないでください。 例 MPC-2200 CH2で接続 占有タスクは30 MEWNET 38400 2 MRS-MCOM #1 CH5で接続 占有タスクは27 (RS-232,RS-422とも、RS-485は未対応です。) MEWNET 38400 5 MPC-2000 CH1で接続 占有タスクは31 Bit7 奇数パリティ(三菱小型タッチパネル) MEWNET 9600 1 B7O B7Eは Bit7 偶数パリティの場合
なお、MEWNETコマンドは一度実行されると、以後自動起動になります。このため、CHを変更する場合は、 MEWNET [COMn]を実行して登録を抹消してください。 *MEWNET 1 の場合、COM1でのMEWNET停止。
MPCINITではすべての登録を初期化します。
--- デジタル社 GP2400 設定例 --- 初期設定 > I/Oの設定 > 通信の設定 伝送速度 38400 (MEWNETコマンドと一致させます) データ長 8 ストップビット 1 パリティビット 無 制御方式 X制御 通信方式 RS232C 初期設定 > I/Oの設定 > 通信監視時間の設定 通信タイムアウト時間(1-127) [10]秒 → [1 ]秒 などに短くします。
引数の末尾にRS485を追加すると、RS485ポートでのMEWNET接続が可能になります。 しかし、MEWNETにはRS485が規定されていないため、MEWNETプロトコルで、RS485通信に対応しないタッチパネルもありますので注意してください。
なお、データの対応は以下のようになります。 DT0〜 : MBK(0)〜
R0〜 : ON/OFF/SW/IN/OUT 7YYXX〜 (DT7900〜DT7999と重複します) YY=バンク番号(0〜99) XX=ビット番号(0〜15)
DTエリアは通常の番号対応ですが、Rエリアは70000以上の値で、下2桁がビット番号、中2桁がバンク番号となります。 IN/OUTの場合は、XXのビット番号を0とします。
MEWNETタスクは"$"文字で始まる、CRでターミネートされたコマンドを即時実行する機能があります。 これを有効にするには、引数中に予約変数"COM"を加えます。
例 : MEWNET 38400 1 COM
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